当日まで行き先が分からない、東海汽船「ミステリーきっぷ」。
行き先候補は伊豆諸島の5つの島。
島滞在時間は最短30分(神津島)〜最長8時間半(伊豆大島)の夜行日帰りです。
12月16〜17日にかけ、その切符で旅してまいりました!
まず16日21時ごろ。竹芝客船ターミナルに到着です。
告げられた行き先は伊豆大島!
…うん。大島以外欠航だから、ミステリー要素の無い「約束されし大島行き」です。
公式サイトいわく、16日発のミステリーきっぷは満席。
その上に、5つの島に分散する筈だった切符利用者が、みんな大島に行くわけです。
混雑するかしらと予想しながら乗船。
お部屋は、雑魚寝の二等和室(写真は数年前に撮ったもの)。
今回は女性専用エリアで満席です。
二等和室で両隣に人がいる状態で眠るのは初めてでした。さらに風が強いから揺れるだろうし、眠れるかな…?とヒヤヒヤ。
結果としては、無事眠れました!寝相は多分良かったはず。揺れもあまり感じませんでした。
伊豆大島到着。
混雑するだろうし、レンタサイクルで島を巡るか…と思ったものの、風が強過ぎて断念。これは煽られて危険。
まずは早朝バスを使って御神火温泉へ。
トーストセットを頼み、今後の予定を立てます。
案は2つ、三原山(みはらやま)に登るか、波浮港(はぶみなと)を散策するかです。
山に登るにはスニーカーを履いていないし、波浮港は気になる食事処があるし…と考え、波浮港行きを決定。
バスが来るまで時間があるので、付近を散策。富士山が綺麗です!
その後、バスに揺られて30分。波浮港に到着です。
青い空と海、昔ながらの街並み。綺麗です。
前回来たときは時間に余裕がなくてじっくり歩けなかったけれど、今回は隅々まで探索するぞ!と意気込みました。…しかし風が強い!気合いを入れて進みます。
強風で転ばないように気をつけて階段を登り、「文学の道」の石碑を見て回ります。
そしてたどり着いたのは、「旧甚の丸邸」。
良い。
とても良い!
歴史ある建物を独り占め状態で、写真を撮ります。
入口近くには、来訪者が自由に書き込めるノートがありました。いろんな人のコメントが読めるのは楽しい。
お次に行ったのは、「旧港屋旅館」。
お座敷に、踊り子たちの人形が座っていました。夜にひとりで来たら、少し怖いかも…?
今回は、SNSなどで見かけて気になっていたお店にも行きました!
上段はHav cafeさま。
店内にはアクセサリーや洋服売り場もあります。眺めるだけでお洒落になった気持ちになりました。
注文は、ピザトーストやレーズントーストと迷ったけれど、王道で。
下段は、らぁ麺よりみちさま。
大盛況で、タイミング良く入って食べられたのが最早奇跡です。
画像は辛ゴジ怪獣ラーメンの激辛です。おいしぃぃ。
どちらも、色んな人に知ってもらいたい、来てほしいお店です!
昼頃になると、風があってもそんなに寒くありませんでした。単に熱いものを食べてポカポカになっただけかもしれませんが。
帰りの船では、歩き疲れて常時横になっていました…。島ではテンションが上がって動き続けられましたが、船で一息ついたらもう動けません。
どうやら遅延しているようで、東京行きの切符の人でも、横浜港で降りられますよ〜というアナウンスが。差代はないそうです。それはそうか。
行先変更不可のミステリーきっぷの客でも、横浜港で降りられるとのことでした。
これは遅延しているから特別措置なのでしょうか…?
自宅が東京より横浜に近いので、ありがたく途中下船しました。
行き帰りに利用したさるびあ丸と、横浜夜景です。ただいま神奈川!
ミステリーではなく大島一択だったけれど、強風はすごかったけれど、とても楽しかったです。晴れた空も透き通った海も、美味しいご飯も、いつ来ても素敵で満たされる島だと思いました。
また来ます。