伊豆諸島のひとつ、利島(としま)。
島の80%が椿の木で構成される、椿の園です。
今回、その椿を見ようと、利島に行って参りました!
2/21(水)〜23(金)にかけ、船中泊ありの1泊3日の旅です。
しかし、この旅には問題が…。
①椿の時期は冬だが、冬の海は荒れやすい
②利島は欠航率が高い島
…そう。島に着けないかもしれないし、島から帰れないかもしれないのです!
念のため木曜に有給をとり、金曜祝日、土日もお休み…という「2日島に閉じ込められても大丈夫作戦」を取りました。
◼️1日目
22時発の夜行船に乗り込みます。
天気が悪く、条件付き就航となっております。
条件付きとは「出航はするけど、当日港が荒れていたら引き返すよ」という意味。早速のギャンブル。
船室は、2等和室の女性専用部屋です。ひと部屋に4人しか居なかったので広々と使えました。
◼️2日目
朝7時40分、無事接岸!念願の利島に到着です。
私以外にも降りる人が数人。
民宿のかたが送迎車を用意して下さったので、それに乗り込みます。
坂の多い利島、歩きだと結構大変です。お迎え有難い…。
民宿・寺田屋さんに到着しました。綺麗!
気になっていたお食事処に電話をかけ、営業していることを確認。
雨降り敷きる中、9時ごろ町散策を開始です。
さすが椿の島、あちこちに椿が見える。
全ての椿花が落ちてしまっている木もあれば、満開の木もあります。
まず向かったのは、郷土資料館。
利島の歴史が学べます。
弓を引いている人形がリアルで、今にも動き出しそうでした…。
しばらく散策して、以前から気になっていた焼肉haruさんに到着。焼肉屋さんだけれど、頼むのは辛いラーメン!(!?)
このお店は、セルフサービスでキムチを取ることが出来るのです。辛いもの好きにはたまりません。
食べ終わったあとは、利島一周道路へ向かいます。
一周道路を歩いていると、宮塚山の登山口を発見。
少しだけ様子を見に行こう、と思って踏み出すも、転んで泥まみれになりました。
(登山用の格好をしていない馬鹿な観光客めが…)
反省しながら民宿に戻りました。
洗面台を使って服を洗って干します。畳も壁も汚さないようにじっくり。
この時はまだ昼で、行きたかったカフェやお土産屋さんもありましたが、流石にもう外には出られません。あまりに自業自得です。
18時に夕ご飯です。お魚おいしい!
私を含めて7人くらいの食事が出ていました。
お風呂は、家庭用お風呂を大きくしたような感じでした(それはそう)。初めて民宿に泊まったため、なるほどこうなっているのか…と観察。
この日は25000歩ほど歩いたため、疲れて早めに眠りました。
◼️3日目
この日の予定は、
・お土産屋さんに寄る
・気になっていた古民家カフェに行く
・12時50分発の船で帰る
でした。
だがしかし。
朝6時20分に起床し、東海汽船の運行状況を眺めると。
なんと、12時50分発の船が、欠航決定しているじゃありませんか!
こうなると
①7時45分発の下り便に乗る(※これも条件付き就航)
②延泊する
の2択から選ばないといけません。
しかしこの民宿を予約したとき、23日金曜は満室だと言われていました。
(②の延泊をするなら、ほかの宿を探さないといけない。今から?…見つかる?
それに①を選ぶとしたら、利島港まではここから徒歩15分…まあギリギリ間に合うか。でも7時から宿の朝ごはんがあるから…)
とアタフタしていると、部屋がノックされました。宿のかたでした。
朝の船に乗るなら、朝ごはんをお弁当に詰めてくれるとのこと。港まで車も出してくれると。
か、神!!有難い!!
お言葉に甘えて、お弁当を頂き、車に乗せて貰いました。
利島船舶待合所に到着。
SPY×FAMILYのアーニャちゃんや、はこぶね課の大漁くんが出迎えてくれました。
本来上り便に乗るはずの人が下り便に乗ると、切符にこの紙を付けてくれます。
港は、大雨強風で傘が役に立たないほどでした。そんな中、なんとか接岸させるスタッフさん、本当に凄い…!
帰りの船に乗り込みます。
民宿で詰めて頂いたお弁当で朝食。
おいしー!
乗船時間が7:45〜19:00の長旅のため、昼食と夜食を船内レストランで頂きました。
2日目で歩いた分の筋肉痛が来たこと、甲板に出ても雨が降っていることから、ずっと船室で横になっていました。
19時、竹芝桟橋に到着。
利島で買えなかったお土産を買うため、アンテナショップに入りました。
置いてあった利島土産は、椿油、ソース、焼酎。迷った末、さくゆり焼酎を購入しました。
天気は良くありませんでしたが、
自業自得なミスをやらかしましたが、
それでもとても楽しい旅でした。
今度は波が安定する、就航率の高い時期に行きたいです!